
外山 勝保
インターネットマルチフィード株式会社
日本のインターネットは早くからのブロードバンド化により利用者数が飽和に近づいていると考えられるほど普及しています。
一方でユーザあたりのトラフィック量の伸びは留まるところを知らず、インターネット基盤を構築・運用する事業者は収入増が見込めない中、対応に苦慮しています。
SDNを広義で捉え、日本のインターネット基盤の未来に向けてどんな課題を解決していけばよいのか、SDNを含めたアーキテクチャはどうあるべきかについて述べさせていただきます。
大垣健一
KDDI株式会社
SDNを活用した法人向けVPNサービスWVS2の商用導入から1年以上が過ぎた今、あらためてSDN導入のモチベーションや技術的課題、そこから得られた教訓について振り返る。
石田 潔
株式会社インターネットイニシアティブ
キャリア網やデータセンタから始まり、エンタープライズWAN、LAN の領域へと
染み出しているSDN。動的プロビジョニングの実現や管理機能の集約化など、
ネットワークの仮想化サービスに向けた取り組みにその成果が出ています。で
は、仮想化されたネットワーク上で何を行うのでしょうか。IIJが目指すサービ
ス像を、Omnibusを通してご紹介いたします。
金海 好彦
日本電気株式会社
キャリア・サービスプロバイダ向けのSDNコントローラフレームワークの1つであ
るONOSについて説明いたします。ONOSは2012年に設立されたON.Labにより
開発が進められており、2014年12月にオープンソースとして公開されました。
このONOSはHAとスケーラビリティを分散アーキテクチャで実現しており、ネットワー
ク機器を抽象化する多様なSBIと、SBIとは独立したNBIを提供します。またONOSの
ユースケースについてもご紹介いたします。
Neela Jacques
OpenDaylight
Open Source and Open Standards are inspiring and enabling new technological breakthroughs, with groups such as OpenDaylight, OPNFV, ONF, ETSI and others pioneering the way forward. Carriers and enterprises are increasingly asking for their vendors to deliver solutions based on open source and open standards with varying results. The industry is clearly going through a major transition, with critical questions having been answered (such as the need for multiple protocols) but a number of important new ones being raised (such as the role policy and intent, how to scale out logically centralized control, and the evolving role of OpenFlow). OpenDaylight Executive Director Neela Jacques will give an overview of the current state of SDN and NFV, discuss specific emerging use cases, case studies, and highlight lessons learned along the way.
[モデレータ]
Yoshihiro Nakajima
NTT Network Inovation Laboratories
[パネリスト]
Eli Karpilovski
Broadcom
(Director , Product Marketing, SDN/Cloud Eco-System, Infrastructure and Networking/XGS)
Prem Jonnalagadda
Barefoot (Product line manager)
Sachin Gandhi
Cavium (Director of Marketing)
Benny Koren
Mellanox(VP of Architecture)
SDNやNFVではポリシーマネージメントやユースケースなど上位の話がおおいで
すが,実際にパケットを転送したり、ルーティングをするためには,スイッチ
チップがないと話が始まりません。
今回のパネルディスカッションでは,ネットワーキングを実現する重要部品で
あるスイッチチップを開発している専門家を集め、今後のスイッチチップの設
計の思想や将来の方向性 (性能や機能)、whitebox switchの動き、スイッチOS
へのSDKやAPIの提供などについて議論します。
本パネルは英語(日本語同時通訳あり) で行います。
進藤 資訓
ヴイエムウェア株式会社
VMware NSXは、2014年のリリース以来さまざまな機能拡張が加えられながら進化を遂
げ、今日最も多くのお客様で利用される仮想ネットワークソリューションに成長しま
した。NSXによるマイクロセグメンテーションに始まり、最近ではネットワークの自
動化やアプリケーション継続性など、使い方が広がっています。本セッションでは、
これらの新しいユースケースと今後VMwareが考えるSDNやネットワーク仮想化の方向
性についてお話しをしたいと思います。
槙島 和紀
華為技術日本株式会社
SDN/NFV is not only technology innovations but also re-positioning operators in value chain,
Huawei Y2020 Oriented Softcom strategy leverage SDN/NFV technologies and help to Transform Telco Network to Cloud.
In this topic we will share Huawei Softcom portfolio and practice.
木下 貴史
株式会社野村総合研究所
SDNはネットワークの先端領域であると同時に、常に仮想化動向と影響
を及ぼし合う関係にある。SDNの定番ユースケースに一定の道筋がつく中、再びSDNを
より大きな仮想化環境の中でとらえなおす必要性も高まっている。そのような環境の中
におけるSDN市場について考える。
中村 遼
Interop Tokyo 2015 ShowNet NOCチーム
毎年6月に開催されるInterop Tokyoでは、世界最大のデモンストレーションネットワークであるShowNetの構築を行っています。ShowNetでは、2012年にOpenFlowを本格的に利用し始め、2013年にはOpenFlowによるモニタリングネットワークや仮想ルータによるユーザ収容、2014年は複数の仮想ルータによるNFVなど、SDNに関する様々なチャレンジを行ってきました。こうした取り組みの中で、コントロール用のAPIや運用手法、そしてソフトウェアによるパケット転送性能など、多くの課題と知見を蓄積してきました。そして2015年のShowNetでは、これらの課題の解決を目指し、サーバを追加すればするほど性能をスケールアウトできるNFVの構築を行いました。本発表では、このShowNetにおいて構築されたNFVの設計から実装、性能に関する実験や、運用にいたるまでの全てについて発表いたします。
鳥居 隆史
一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ/日本電気株式会社
沖縄オープンラボでは、SDNとOpenStackの融合をかかげて、国内外のベンダー・ユーザ・SIerが集ってオープンイノベーションを目指した活動を行っています。活動開始から約2年半が経過し、いくつかのプロジェクトで会社をまたがった連携による成果が出始めています。これらの紹介と、12月にオープンラボが主催した国際イベントOkinawa Open Days 2015での様子、さらに今後の方向性・可能性についてお話しします。
石黒 邦宏
Hash-set
沖 勝
株式会社インターネットイニシアティブ
中島 佳宏
NTT未来ねっと研究所
Zebra 1.0の開発者の石黒さんが最後にソースコードをコミットしてから、はや10年が経ちました。オープンソースのメリットにより、ZebraはWhitebox switchやPCルータなど様々なところで拡張されて使われています。
これまでのZebraの10年を振り返り、zebraの10年めの夢を語りたいと思います。
田部英樹
NTTコミュニケーションズ株式会社/一般社団法人 沖縄オープンラボラトリ
ソフトウェア検証では試験自動化が積極的に導入されていますが、 ネットワーク機器検証では設定方法がベンダによって異なる事や、
自動化フレームワークが少ない事から、多くの試験が手動で行われています。 さらにVNF試験では、仮想化環境の種類やVM構成パラメータのような
新たな試験構成要素が増え、その組み合わせ数が爆発的に増加する事から、 すべての試験を手動で実施する事が困難になってきています。
そこで沖縄オープンラボラトリでは、任意の試験構成要素をユーザが自由に選択し、 試験を自動的に実行するフレームワークの研究開発を行い、
SDN/NFV時代におけるネットワーク検証自動化について優位性の考察を実施しました。
本BoFでは、開発した試験自動化フレームワークの紹介を行い、
今後の展開の仕方や機能拡張の方向性について皆様からご意見を頂ければ幸いです。

柏崎 礼生
大阪大学
「石橋を叩いて渡る」という諺があるが、石橋に与えるエネルギーを増大させ続ければいつか必ず石橋は破壊される。壊れない石橋は存在しない。しかしどれだけのエネルギーを与えればその石橋が破壊されるかを施工主も利用者も知らないことは、不幸なことなのかもしれない。大阪大学を中心とする研究グループはSDN を用いて石橋を叩いて壊す「DESTCloud」 プロジェクトを立ち上げた。この取り組みが通信インフラストラクチャ、あるいはその上で動作するシステムのレジリエンスを定量的に評価する指標となることを目標としている。
[モデレータ]
石田 渉
NTTソフトウエアイノベーションセンタ
[パネリスト]
山﨑 庸平
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
大芝 大
クロス・ヘッド 株式会社
塚本 広海
ネットワンシステムズ株式会社
森山 京平
株式会社 日本HP
木暮 博文
IP Infusion Inc
従来スイッチのOSとハードウェアは密結合され切り離せないものでしたが、
ホワイトボックススイッチとONIEの登場によってスイッチもサーバと同じように、
ハードウェアはそのままに様々なOSをインストールできるようになっています。
本パネルセッションでは、ONIEに対応した各社ネットワークOSの専門家を一堂に会し、それぞれのOSの想定するターゲットや思想の違いについて徹底議論します!
長谷川 誠
株式会社サイバーエージェント
山本 孔明
株式会社サイバーエージェント
サイバーエージェントではアドテクサービス向けのクラウド基盤としてOpenStackを採用しています。スイッチ、ルータといったネットワーク機能はもちろん、ロードバランサーなどネットワークサービスもAPI経由でユーザーに提供しています。本講演では変化の激しいサービス基盤を少人数のチームで運用するため、ネットワークも含めたクラウドをどのように構築し効率的に運用しているのか。OpenStack
LibertyとMidoNetを使って構築している環境についてご紹介します。
南 陽
NTTコミュニケーションズ株式会社
データセンタ内から始まった仮想化の波は、Compute、Storageで先行しいよいよNetworkにもやってきた。
既存のNW事業者は生き残れるのかネットワークの仮想化の現状を市場、DevOps人材などの動向も把握しつつ将来に向けて何をしておくべきかを様々な角度で考えてみる。
佐藤 哲大
シスコシステムズ合同会社
SDN/NFVも実用フェーズに向かいつつあり、その背景にはそれらを支援するオープンソースや標準技術の躍進があります。
本セッションでは、OpenDayligtベースのコントローラによる迅速かつ柔軟なトラフィックステアリングを実現した米国大学の事例とモデル駆動開発を可能とするYANGベースNFVオーケストレータおよびVXLANを用いて、マルチベンダ環境での物理および仮想ネットワーク機能のプロビジョニングおよびサービスチェーニングを実現した国内通信事業者の事例をご紹介します。
[司会]
加納 敏行
日本電気株式会社
[パネリスト]
浅羽 登志也
株式会社IIJイノベーションインスティテュート
外山 勝保
インターネットマルチフィード株式会社
山下 達也
NTTコミュニケーションズ株式会社
南 陽
NTTコミュニケーションズ株式会社